Art Spore/ja
アートスポア(Art Spore)とは、一種の「偉大なアートに対する付録」(Great Art Appendix)のspore(スポア)であり、ウィキペディアから除外されるかもしれない主題を、その理由が特筆性、様式あるいは形式(メディアの使用など)のどれであっても対象として収集します。具体的には、ウィキデータ項目とウィキメディア・コモンズなど他の情報源を活用しつつ拡張していきます。

特定のアート作品に関する情報とは
「偉大なアートに対する付録」(Great Art Appendix)というものなら、例えば各種コレクションが保持する(ウィキデータのプロジェクト絵画作品総覧で提案されたような)アート作品またはパブリックアートとして個々に存在はするけれども、十分な典拠がないためにそれ単体ではウィキペディアの記事が成り立たない場合、それぞれの物語を記す空間を個別のアート作品に提供することができます。
現代美術の実践をマッピングするとは
上記にリンクを示した特筆性の基準ゆえに、百科事典は首尾一貫した規範を確保しています。主題の永続的な重要性の保証には、どちらかというと伝統的で強力な制度基盤が求められます。そうは言っても、芸術活動のかなりの割合がこれら規範の外側にあるとしたら、補完的な取り組みはその時々の傾向をつかんで長期もしくは短期にその上げ潮も下げ潮も目を配れるのか、異なる小川が合流して河岸を崩し栄養分を運び込み消散する様子を捉えることは可能でしょうか?
アーティストの空間
画廊や美術館ならびにアーティストに関するプロジェクトは特筆性に関して英語版ウィキペディアならこれらの規定が適用されます。アート全般の実践はこの10年ほどの間にartist-run spaces、〈プロジェクト空間〉、インフラ、ポップアップの取り組みが関わってきました。百科事典の場合はきちんと確立したギャラリーを記した記事でさえ、信頼できて第三者が記したローカルでない言及を示しにくいために、削除提案で存続の価値があると示すのに苦労してきました。ではその点、補完的なプロジェクトならば、時間の経過とともにこれら空間のマッピングを把握できるでしょうか?できますか?
場所と人脈作り
ポップアップ・スペース(臨時の空間)なら少なくとも従来のギャラリーと同様の会場の特徴を共有できても、一時的なイベントやコミュニティに根差したプロジェクトではそうはいきません。
今日の芸術活動は、コミュニティに根差し、社会運動に介入でき、複数のオブジェクトを一時的に交換価値を求めずに生産し普及させたり、あるいは工芸の伝統に向かっていきます。 補完的なプロジェクトにはネットワーク介入の理解を展開する上で、関連するen:Civil Society Sporeやen:Org Sporeおよびen:Event Sporeを、情報源のポイントとして援用できるでしょうか?
一例:
以下は草案です: